なぜサーフェイサーを使うのか、その効果を解説 [前編]

まいどです。

今回はサーフェイサーについてざっくり説明していきたいと思います。

昔ホビーショップに勤めていた頃にも色んな質問を受けることがありました。

「サーフェイサーって何?」

「サーフェイサーって使ったほうがいいの?」

「サーフェイサーって何のために使うの?」

「模型誌見てたらサーフェイサー使えみたいなこと書いてたんだけど……」

などなど。

とくにサーフェイサーの缶やビンのラベルにはそのあたりのことが全く記載されていないので無理もありません。

そのへんの疑問が解消されればいいなと思います。

 

サーフェイサーとは

サーフェイサーとは、いわゆる「下地塗料」です。

ガンプラであれば、例えば赤、青、白などの本体色を塗装する前に、何らかの目的をもって本体色の下に塗装するための塗料です。

とりあえず今手元にあるサーフェイサーたちを集めてみました。

「色」と「目の粗さ」で分類することができます。

「色」は基本的なグレーのほかに、黒、白、ピンク、あとは手元にはないですがオキサイドレッドやマホガニー、クリーム色、シルバーなんてのもあります。

「目の粗さ」はクレオスなら500~1500と目の粗さが記載されています。紙やすりの番手に換算された数値なので、1500はかなり粒子の細かいサーフェイサーです。

タミヤならFINE→SUPER FINEと細かくなります。

ガイアノーツには目の粗さでの分類はないので、おそらくどの色も同じような粒子の細かさでしょう。かなり粒子は細かい部類だと感じます。

また、缶入り、瓶入りでそれぞれTPOが異なります。

サーフェイサーにはいくつかの目的があるので、そのキットをどのように仕上げたいかによってサーフェイサーを使う・使わないの選択をすることになります。

 

サーフェイサーの目的

サーフェイサーの目的には次のようなものがあります。

  1. 塗料の定着性をよくする(らしい)
  2. パーツ表面の状態確認
  3. 表面の傷を埋める
  4. 下地色の統一
  5. 上塗り塗料の発色コントロール
  6. プラスチックの透け防止

とりあえずこんな感じでしょうか。

では、順に解説していきます。

 

1、塗料の定着性をよくする(らしい)

サーフェイサーを吹いた後、その上に塗装する塗料の「ノリ」が良くなるのだそうな。

何故「らしい」という書き方になるかというと、正直実感として塗装剥がれが起きにくいと感じたことが無いからです。

スケールモデルなどの動かないキットではそもそも塗装が剥がれたりはしませんし、完成後に動かせるガンプラにしても、がりっと強くこすれれば剥がれるもんは剥がれます。

ただし、私はほとんど使わないのですが、定着性の悪い水性カラーを上に重ねる場合には有効でしょう。

水性カラーはプラスチックへの定着性はラッカー系の塗料に比べると良くありません。

特にアクリジョンはプラスチックの脱脂が不十分だとなかなか定着してくれなかったりします。

そのような場合には、先にサーフェイサーを吹く意味はあるかもしれません。

サーフェイサーの上になら定着性の悪い水性カラーでもしっかり定着することでしょう。

とはいえ、水性カラーを使用している人の場合、その理由としては「ラッカー系の臭いがNG」ってことだと思うので、そのような人にサーフェイサーをお勧めするのはなぁ、と思ってしまいます。

まぁサーフェイサーを吹くだけなら短時間で終わるので、サーフェイサーは屋外で吹いて、残りは室内で水性カラーを使ってゆっくり塗装、みたいな場合には良いかと思われます。

 

2、パーツ表面の状態確認

塗装しようなんてもの好きは、ほぼ間違いなくゲート処理、パーティングラインの処理、合わせ目消し、表面処理、切った貼ったの改造などなど、ややこしいことをする人でしょう。

プラスチックそのままであったり、全体にやすり傷が入っていたりすると、どうしても表面の状態がわかりにくいので、一度サーフェイサーを吹いて表面を見やすくしてから処理が完了しているかのチェックを行います。

これはミニマムファクトリーのランカ・リーを制作した時の写真です。

腰のリボンのパーツですが、写真下の方にデコボコ波打つような傷が入っているのがわかるでしょうか。

これはパーツを薄く削り込んだ際に入ってしまった傷ですが、これもサフを吹くまで気づきませんでした。

特に長い時間作業していると目が疲れてくるので、余計に細かい部分の判断が難しくなります。

このナイフの先で示した部分はパーティングラインなのですが、これもサフ吹きが終わった後に発見されました。

全ての面をツヤのないグレーにしてあげることで、表面のディティールがよくわかるようになります。

この効果で処理が全てうまくいっているかのチェックを行っているわけです。

表面の状態のチェックはグレーだと最もわかりやすいです。

反対に、白などの明るい色のサーフェイサーでは処理の確認は難しい場合が多いです。

3、表面の傷を埋める

やすりでついてしまった傷の溝を埋める働きがあります。

サーフェイサーの粒子は着色用塗料の粒子より粗いので、紙やすりなどの傷を埋める効果があります。

紙やすりで800番くらいの傷であれば着色用の塗料でも厚塗りすれば埋めることができますが、サーフェイサーならもう少し粗い番手の傷も埋めることができます。

ただし、サーフェイサーの1500番などでは400番の傷を完全に埋めようと思ったら、それなりに厚く塗装しなければならなくなるので注意が必要です。

私の場合は、320番や400番くらいの粗めの紙やすりで処理をしたパーツに1000番くらいのサフを厚めに吹き、乾燥後に1000番程度の紙やすりで再び表面を整えるといった方法で仕上げることもあります。

また、クレオスのサーフェイサー500にはラベルに「溶きパテ」と書いてあります。

これは瓶の底の方に溜まった部分を溶きパテ(ラッカーパテ)としてそのまま使用できます。

広くて平らな面などの合わせ目消しは瞬間接着剤などを使用した方が早いのですが、複雑な形状の合わせ目消しにはラッカーパテの方が適している場合もあります。

大きい「ヒケ」を埋めちゃうような使い方もできますね。

 

何か残りを1記事にまとめるとなると思ったより長くなりそうなので、前後編の2部構成にしときます。

後編は近いうちに更新します。

ではまた

 

 




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